トウシュの年間映画365本  パシフィック・リム :アップライジング

トウシュの年間映画365本

 

たぶん日本で一番映画に平等な視線を持ったわたくしが冷静な目で映画を観て感想を書くブログです。おわかりのとおり独善的なものいいで書きます。別に気になさらない様にお願いします。

 

パシフィック・リム :アップライジング』 個人評価☆3・5 予想評価☆3・0

今月のハリウッド映画にはガンダムが出てくるのが二本という奇跡。

 

早速ですがあれですね。中国資本の台頭がハリウッドでも顕著でこの映画のレジェンダリー社も中国資本に買収されてしまったわけですが、やたらと背景に中国語が出てきたりするくらいで、比較的映画をよくすることに対しては真摯で真面目。という印象です。この懐の深さを他の分野でも発揮すれば恐るべき大国となりそうです。

 

昨日公開という事であまり評価が出回ってはおりませんが、前作のファンにとってはそれなりに嬉しい続編なのではないかと思います。何か中国に文句を言っている意見もあるようですが、愛国心とは中国に反対することとは違います。因みに私は映画バカリみている痛いおっさんなので愛国者ですが、嫌韓でも反中でもありません。日本人の慎みとして独善・偏愛・排他的な思想は忌むべきものと思っています。

 

前作と同じくサービス精神に富んだ作品で、特に日本のロボットものアニメの影響を強く受けた作品でした。設定はエヴァンゲリオン、イェーガーにはパトレイバーグリフォンそっくりな機体やザブングルっぽい(ダンクーガにも似ている気がする)ようなものが出てきており、よく研究されていると感じます。まあ好きなだけでしょうが。

 

前作よりもパワーダウンしていることは否めませんが、続編としては十分な出来上がりです。むしろ前作(A級映画、年間トップクラス、映画史に貢献)を越えようとすると映画史的にゴッド・ファーザーとかにならぶ超A級の作品にしなければならず、それが出来ないからといって攻めるのは少し無体な気がします。ロボットが怪獣と戦う映画でそれは厳しいです。何より今回は明るいシーンでの戦闘が多く、グラフィックのごまかしが効かない中での映像作成は気合の入ったものであり、これらを評価できないのは心が狭いと思います。

 

序盤は新人監督の不慣れな様子が垣間見えて不安でしたが、撮りながら上手くなっていっており、後半はかなりクオリティの高いカットが多く、とりあえずは監督として今後も期待できそうです。

 

最後にこの映画ですが、中国の資本でハリウッドの技術を使った、日本人があまり制作に活躍していない日本映画。といった印象。かの両大国のオタクたちは我らが日本の底力の発揮を切に願っているのではないかと感じました。要はお前らができへんねやったらわしらが代わりにお前にやって欲しいことをやったるわ。です。ゴジラを創り、ガンダムを創った日本。このシリーズを越える実写ロボット映画を自前で用意し、世界に冠たるオタク大国の復活を宣言する日が来ることを期待します。

 

とんでもパートとして大都会(静岡)から直にはじまるマウント富士がめっちゃ活火山。初陣なのに前作のベテランよりも動ける味方。などなどいわゆるツッコミどころ満載。とか言われそうですが、こういう映画はそれをあえてやっている。という考え方でないとバカを見ると思います。

 

 

どうしても二番煎じですが上手い割り切り、あと脚本の隙のなさから個人評価で3・5点。一般的にはもう少し厳しいかもしれないので3・0点。しかしながら続編としてこのレベルというのは本当はもっと評価されてもいいかもしれません。

 

我ながら見事に妥当な点数です。